その他の言語:アラビア語
サリエディン
- アラビア語入門
(前期)月1 /(後期)月1
وَخُلِقَ الْإِنسَانُ ضَعِيفًا
人間は弱い者として創造された。
アラビア語は多数の話者を抱え、情報の発信と吸収も活発です。まず、話者数では中国語、スペイン語、英語に次ぐ第4位を占めます。また、ウェブサイトで使われる言語についても、南アジア、東南アジア、アフリカ(但し英語圏)の殆どの国々では英語が圧倒的多数派であるのに対し、アラビア語圏ではアラビア語が過半を占めます。ウィキペディア上での工学・医学用語の項目充実度も、英、独、仏、露、伊、西、日、ポーランド、葡、アラビア、中、ウクライナと10位につけています。
アラビア文字は文明文字です。オスマン史家の鈴木董は世界は漢字文明、ナーガリー文字(梵字)文明、アラビア文字文明、ギリシア・キリル文字文明、ラテン文字文明に分かれるといいます。「アッ=サラーム・アライクム」との挨拶は全イスラーム圏で通用します。また、西洋におけるギリシャ語、ラテン語と同様に、アラビア語はイスラーム圏の古典語でなおかつ生きています。
語学学習は登山に似ています。険しい「アラビア山」を登れれば感慨もひとしおでしょうし、登山技術や体力は一生の宝となります。エベレストの踏破は驚異ですが、アラビア山の制覇は遙かに安全で容易です。そして、物珍しさとしてはエベレスト級です。アラビア語の学習機会は本当に限られていますし、中高年から始めるのは困難です。学習環境と若さが与えられている今が最初で最後のチャンスです。